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グリストクリーンロボ

グリストラップ内の廃油分やスカム等をグリストクリーンロボで
強力吸引してロボ内で生ゴミを除去しらがら、当社開発の
生分解に優れたクリーンエコフローG(石鹸化剤)にて廃油分を
水石鹸化にして排出する画期的な機械です。


グリピカ工法のメリット
環境貢献

油の流出を抑制
排出ゴミの減量
排水管の閉塞予防
異臭、害虫発生の抑制

コスト削減効果

産廃処理費の削減
排水管洗浄の周期延長と費用圧縮



グリピカ鹸化処理清掃の流れ
@廃油の吸引
グリーストラップに滞留した廃油(食物性油)を弊社開発の装置で吸引し、専用の液剤を加えて撹拌し石鹸水を生成します。この石鹸水は、環境に優しいといわれる廃油石鹸(純石鹸)です。
こうして滞留油分を石鹸水に変えます。

A石鹸水の循環
生成された石鹸水は、一定時間、グリストラップと装置の間を循環させます。これはグリストラップ内の油分を徹底的に石鹸化するためです。この結果油分は、完全に脂肪酸とグリセリンに分解され、脂肪酸はナトリュームと結合して石鹸水(ナトリューム石鹸)になり、環境負荷の少ない物質に変化します。

B捕捉除去
汚水に混ざっているゴミは、装置内に設置されているゴミ取りネットで捕捉除去します。また仕上げ段階ではネットを交換して捕捉精度を上げて除去することになります。
吸引できないような大きなゴミ等は、掬い網などで掬い取ります。

C付着油分の軟化
固形化した油分や壁面、仕切り板などに付着した油分は、循環中に排出される石鹸水を浴びせて軟化させ、ブラシやケレン棒で剥離・破砕して吸引し、石鹸化します。
こうしてグリストラップ内の油分は石鹸水となって槽内を満たすことになります。

D全体のブラッシング
槽内の石鹸化が十分進んだことを確認したら(15分前後の循環)、装置を停止し、溜まっている石鹸水でグリストラップの淵、壁面、仕切り板、バスケット、グリストラップ周囲の床面などをブラッシングして丁寧に汚れを落としていきます。

E再循環によるゴミの除去
清掃が終わったら、水道水で槽内、周辺、装置、備品道具を水洗いします。
最後に再度装置を起動し、槽内の滞留水を循環させゴミを除去し仕上げます。

F除去された油分の処分
除去したゴミは、油分が除去された生ごみとして水をよく切り、一般ゴミとしてお客様に処分をお願いします。


※グリピカ工法は携帯用の装置を使用し、道具も少なくて済みますので、高層階あるいは地下、
狭い厨房内でも無理なく作業ができます。


合成洗剤と石鹸の違い
合成洗剤
(従来の洗浄剤)


石油に含まれるエチレンを500℃以上に加熱し、50気圧をかけて作る。自然界には存在しない物質の為、生分解性が低く残留性が高い。
石鹸
(当社工法による)


食用油にアルカリを反応させて作るので生分解性が高い。短時間で洗浄力を失い、水中にある金属イオンと結合し、微生物などの餌となる。
合成洗剤のヌルヌル感は、皮膚のタンパク質を溶かすためです。
このため皮膚から洗剤に含まれているいろいろな成分が浸透しやすくなります。
その一例が肌荒れです。
これは、洗浄力(界面活性力)が持続するためです。
生分解性が良い、悪いというのはこのように残留性の問題なのです。


グリピカ工法の環境に与える影響
石鹸化剤と食物油脂(廃油)を反応させ石鹸水にします
@油脂にアルカリ成分を加えると、グリセリンと脂肪酸ナトリウム(石鹸水)に加水分解します。

Aグリセリンは無害で無色無臭、良く水に溶け込みます。

B生成された石鹸水でグリストラップの全体を洗浄します。

C石鹸水は15分ほど、機械で吸引、排出を繰り返すことで、石鹸化を推進しますので、グリストラップ内の
油脂は、ほぼ石鹸水に変化してしまいます。

石鹸化(15分ほど)が終わったら、水道水を給水し、希釈します
D希釈し、排水された石鹸水は、排水管を通過しながら、排水管内部に付着した油分や汚れを溶解します。

E排出された石鹸水は、下水管を流れるときは、既に界面活性力を失い、いろいろな水中成分と反応しながら、無毒化され、微生物の餌に変わります。

このように、生成された石鹸水は、グリストラップや排水管の洗浄を終えると、
  微生物の餌となって分解されてしまいます。


石鹸水の生分解(自然に帰る)のスピードは非常に早く、一時的に高くなるBOD値は直に改善されます